「2022年度全国公正研究推進会議/APRI2023 TOKYO」はこちら
特設サイト
https://2021aprin.infotecs.jp/
※上記特設サイトは開催の約1年後に削除されます。
日程表・ポスター
2021年度全国公正研究推進会議日程表(プログラム)PDF
2021年度全国公正研究推進会議ポスターPDF
開催報告
1.参加登録人数
460名(オンデマンド視聴のみの申込102名を含む)
(1)所属機関の種別 ※参加登録時に登録者自身で選択
356名 教育・研究機関
71名 企業
30名 その他
3名 所属機関なし
(2)職名 ※参加登録時に登録者自身で選択
213名 教員・研究者
155名 事務職員
82名 その他
10名 職名なし
(3)当日の視聴人数 ※当該セッション中に最も多く接続された時点の人数
252名 トラック1(全体会、医生命科学系分科会)
35名 トラック2(理工学系分科会)
59名 トラック3(人文学・社会科学系分科会)
17名 トラック4(中等教育における研究倫理の教材作成分科会)
49名 サテライト・イベント企画1(研究公正推進担当者向け)(定員50名)
39名 サテライト・イベント企画2(研究者・研究倫理指導者向け)(定員50名)
2.参加者アンケート集計結果
・参加登録者460名のうち111名が回答(教員・研究者62名、事務職員35名、その他14名)
・サテライト・イベントは参加者の91%が「とても役に立った/役に立った」と回答した。
基調講演は回答者の78%が「とても役に立った/役に立った」と回答した。
分科会は回答者の78%が「とても役に立った/役に立った」と回答した。
・自由記述では「感想またはAPRINの今後の活動として期待すること」として以下の意見が寄せられた。
※一部抜粋。
- 毎年参加している。最新の情報やトピックスを知ることができありがたい。是非継続していただきたい。
- 基調講演は、研究を志す/実施する者にとって非常に重要な示唆に富むものであった。Research integrityの向上に向けての具体的試みなどがあれば紹介していただきたい。
- 研究スキル売買のリアルな実態を始めて知ることができた。スキル売買は研究倫理的に到底許されない問題と考えていたが、背景にある院生の指導体制の問題や教員の研究時間の不足、論文至上主義といった構造的な問題について、大学事務職員として取り組むべき課題が多いと感じた。
- 一般の医療機関に向けての改訂に伴う対応方法やポイント等の情報もいただきたい。
アンケート集計結果の詳細は以下を参照ください(自由記述除く)
2021年度全国公正研究推進会議参加者アンケート集計結果(PDF)
開催概要
■サテライト・イベント企画1(研究公正推進担当者向け)「公正研究推進に必要なスキルとは」
座長:戸谷秀一(APRINコーディネーター、信州大学医学部公正研究推進講座コーディネーター)
上垣内茂樹(APRIN事務局長)
副座長:APRIN事務局
話題提供:
「JSTの取組み 責任ある研究活動をめざしてーJST研究開発事業におけるeAPRINの受講の状況ー」
高柳元雄(国立研究開発法人科学技術振興機構 法務・コンプライアンス部研究公正課 課長代理)
「岡山大学における取組~大学経営基盤の強化、経営体質強化のためのERM
(Enterprise Risk Management)~」
山﨑淳一郎(国立大学法人岡山大学研究協力部部長、研究推進機構価値創造統合リスクマネジメント本部長)
■サテライト・イベント企画2(研究者・研究倫理指導者向け)「是か非か、研究スキル売買」
座長:野内 玲(APRIN客員研究員、信州大学医学部公正研究推進講座助教(特定雇用))
■基調講演1「日本の臨床研究の歴史にみる課題」
永井 良三 (自治医科大学 学長)
■基調講演2「Ethics in Information Technology」
Kenneth W. Goodman, Ph.D.(Director, Institute for Bioethics and Health Policy,
University of Miami Miller School of Medicine)
■基調講演3「Education of research ethics and integrity in Hong Kong」
Mai Har Sham (岑美霞) Ph.D.(Pro-Vice-Chancellor / Vice-President
Choh-Ming Li Professor of Biomedical Sciences,
The Chinese University of Hong Kong)
■基調講演者によるパネルディスカッション
座長:市川家國(APRIN専務理事、信州大学医学部特任教授)
パネリスト:永井良三、Kenneth W. Goodman, Ph.D.、Mai Har Sham, Ph.D.
■分科会1 医生命科学系分科会
「デジタル時代に向けた臨床研究の新しい指針への対応と患者参画の推進をめざして」
座長:末松 誠(慶應義塾大学医学部医化学教室 教授)
副座長:福嶋義光(信州大学特任教授(医学部))
演者:
「生命科学・医学系指針の制定とこれからの臨床研究」
吉田雅幸(APRIN医生命科学系分科会委員、東京医科歯科大学 生命倫理研究センター教授)
「COVID-19対策と倫理的法的社会的課題(ELSI)」
武藤香織(国立大学法人東京大学医科学研究所教授)
■分科会2 理工学系分科会「情報技術の進展に伴う新たな課題」
座長:中野義知(APRIN理工学系分科会委員)
副座長:近間輝美(APRIN理工学系分科会委員)
演者:
「理工学系分科会の活動報告」
依田照彦(APRIN理工学系分科会委員、早稲田大学名誉教授)
「情報社会のセキュリティと倫理」
辻井重男(中央大学研究開発機構 機構教授)
「人工知能の倫理 ー Value-sensitiveなAIとは」
直江清隆(東北大学文学研究科教授)
「理工学系学協会の倫理への取組み」
三木哲也(APRIN理工学系分科会委員、電気通信大学名誉教授)
■分科会3 人文学・社会科学系分科会「研究の共同性を考える」
座長:井野瀬久美恵(APRIN人文学・社会科学系分科会委員長、甲南大学文学部教授)
副座長:野内 玲(APRIN客員研究員、APRIN人文学・社会科学系分科会委員、
信州大学医学部公正研究推進講座助教(特定雇用))
演者:
「研究スキル売買の問題点」
鳥井真平(毎日新聞科学環境部記者)
■分科会4 中等教育における研究倫理の教材作成分科会
「高校生の研究活動と情報・社会」
座長:岩本光正(APRIN中等教育における研究倫理に関する教材作成分科会委員長、
東京工業大学教育・国際連携本部特任教授)
副座長:堀 亨(APRIN中等教育における研究倫理に関する教材作成分科会委員、
学校法人市川学園市川高等学校教諭)
演者:
「グローバルサイエンスキャンパスROOTプログラムと研究倫理」
伊藤真之(神戸大学人間発達環境学研究科教授)
「大学における高校生の研究支援及び研究倫理の指導について」
尾嶋好美(筑波大学教育推進部社会連携課GFEST事務局GFESTコーディネーター)
「情報に関する研究のトレンドと倫理」
西條芳文(APRIN中等教育における研究倫理に関する教材作成分科会委員、
東北大学医工学研究科教授)
■分科会座長によるパネルディスカッション
座長:浅島 誠(APRIN理事長、帝京大学先端総合研究機構副機構長・特任教授)
パネリスト:末松 誠、中野義知、井野瀬久美恵、岩本光正